過去のコラム たみ

メンバーがブログなどに書いている文章の中で、部落に関わっているものを転載しています。

たみのブログ

「いーこんこん あやこんこん」 2011/9/6 【多様な当たり前】より転載

 

家族で先日のサッカー男子日本代表の試合を見ていたときのこと。

娘が、ハーフナー・マイク選手を見て「ん?このおにいちゃんは?」と言って不思議顔になりました。

ぱっと見、一人だけ人種の違う見た目の選手がいたことに違和感があった模様。

でも、でも、娘はバングラディシュ人のパパを持つ友達とよく遊ぶし、公園ではフィリピン人のママを持つお姉ちゃんによく遊んでもらうし、自分とは違う肌の色の友達と結構普段から自然に遊んでるけど、そういう場面では違和感とか全く持ってないようにみえるんだけどな…。と思ったところであることに気付きました。

そうか、娘が触れ合ってる人たちの中に、白い肌の色の友達はいないのだった。

やっぱり、普段から触れ合ってると、そうやって自分と違う人がいるのも「当たり前」になって違和感なく受け入れられるのに、普段触れ合っていないと、「んんっ?」と思ってしまうものなのかな、子どもでも。

普段から、いろんな人と触れ合うっていうのは、とても大事なことなのだと改めて感じた出来事でした。やっぱり娘には、多様な「当たり前」を用意したいなぁ。

それと同時に、外見では全くわからないことだけど、「部落問題をバックグラウンドに持っています。」と言い続けて、身近にそういう人がいるなと認識してもらうことも、きっとやっぱり大切なことなのだな思うのでした。